レジオネラ属菌と呼ばれる細菌の感染によって引き起こされます。レジオネラ属菌に汚染された細かい水滴を吸い込むことで感染します。
糖尿病患者、慢性呼吸器疾患者、免疫不全者、高齢者、幼弱者、大酒家や多量喫煙者は感染しやすい傾向があります。
肺炎症状、全身症状等を主とした感染症で、症状により二つの型に分けられます。
レジオネラ属菌とは
- 土壌、河川、湖沼などの自然環境に生息しています。
- アメーバーなどに寄生し、20~50℃で増殖します。
- 我々の身の回りでは、建物の冷却塔水や循環式の浴槽水などで増殖しやすい。
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○肺炎型
(レジオネラ肺炎) |
■主な症状
全身症状:悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛
呼吸器症状:痰の少ない咳、少量の粘性痰、胸痛、呼吸困難
その他の症状:腹痛、吐き気、水溶性下痢、意識障害、歩行障害
■特徴:急激に重症になり死亡することもある。 |
○ 熱性疾患型
(ポンティアック熱) |
■主な症状:発熱、寒気、筋肉痛
■特徴:一般に軽症で数日で治ることが多い。 |
レジオネラ症を防ぐためには、原因菌であるレジオネラ属菌を完全に除去することが一番の方法ですが、レジオネラ属菌は自然界に広く生息しているため、これを完全に除去することは不可能です。
そのため、レジオネラ属菌に対する現実的で有効な対策は、感染源となる可能性のある施設、設備や器具について、菌が繁殖しにくい構造とするとともに、定期的に水質検査などを行って、汚染状況の把握を行い、適切な維持管理を行うことにより菌の繁殖を抑えることです。