むし歯予防対策において有効な手段は、甘味制限、歯みがきに加え、フッ化物の応用による歯質の強化です。
この事業は、フッ化物の応用の一つである「フッ化物洗口」を取り入れた歯科保健指導が、むし歯予防において安全かつ速効性のある方法として、多くの自治体で大きな効果を上げていることから、本県においても県内保育所及び幼稚園、学校等で実施できる環境づくりの整備を図り、子どものむし歯罹患率の減少を図る目的で実施します。
平成19~21年度に鳥取県西部総合事務所福祉保健局で実施した「強い歯つくるフッ化物洗口事業」で得た手法等を活用し、県内の対象施設において、むし歯予防のためのフッ化物洗口を全県的に普及し、実施できる体制を整備していきます。
(1)フッ化物洗口推進検討会
・フッ化物洗口マニュアル(鳥取県版)の作成
・具体的実施方法の検討
・事業評価方法の検討
(2)参加施設での実施
実施にあたっては、市町村及び所管の福祉保健局と連携して行う。
・事前打合せ(職員勉強会)
・保護者説明会
保護者説明用リーフレットは、こちら ⇒
・保育所、幼稚園、こども園の保護者のみなさまへ ⇒
・小・中学校の保護者の方へ (PDF:1802KB) ⇒
・洗口開始日指導
・洗口開始後調査
・歯磨き指導
フッ化物洗口に取り組んでいる日野町では、子どものむし歯罹患率の減少に効果が上がっています。
(参考) 日野町の取組 ~~県内で一番!子どものむし歯が少ない町~~
・平成11年度: 町内全保育所でフッ化物洗口を開始
・平成20年度: 町内全小学校でフッ化物洗口を開始