2022年2月1日
令和4年1月19日(水)、鳥取県立公文書館会議室にて「第1回鳥取県災害アーカイブズ実務者会議」をオンライン開催しました。
この会議では、鳥取県災害アーカイブズデータベースの構築に向けて、入力する災害情報や公開画面の構成等具体的に協議しました。
【出席者】(敬称略)
香川敬生 鳥取大学工学部教授
西山 昭仁 京都大学防災研究所 地震災害研究部門 特任助教
村田 泰輔 奈良文化財研究所埋蔵文化財センター主任研究員
来見田博基 鳥取県立博物館主任学芸員
事務局側の出席者:公文書館長・県史活用担当職員
公文書館 2022/02/01
in 会議など,県史活用担当
2021年12月10日
令和3年12月5日(日)、県立博物館講堂において、「新鳥取県史を学ぶ講座「西国の戦国時代と因幡・伯耆の人々」第4回を開催しました。
今回は東京大学史料編纂所准教授の村井祐樹先生をお迎えし、「因幡・伯耆の戦国文書と史料編纂所の活動」というテーマでお話しいただきました。
はじめに東京大学史料編纂所の活動について紹介があり、その後、因幡・伯耆に関する戦国時代の新出史料について、写真をもとにわかりやすく解説していただきました。
また、第2部のトークセッションでは、今回新たに発見された吉川元春書状を中心に、講座の内容をさらに深く掘り下げ、1点の古文書から浮かび上がってくる緊迫した因幡の戦国時代の歴史について理解を深めました。
当日は、オンライン配信も含めて、多くの県民の方々に御参加いただきました。
次回は3月20日(日)に、大阪大谷大学准教授の馬部隆弘先生をお招きし、新型コロナ禍の影響で延期となった第1回講座を開催する予定です。
(写真1)柳楽公文書館長の挨拶
(写真2)講演の様子
(写真3)村井祐樹先生
(写真4)トークセッションの様子
公文書館 2021/12/10
in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年11月16日
令和3年11月13日、本年度第1回「鳥取県の昭和の記憶」(オーラルヒストリー)収集事業にかかる検討会議を開催しました。
会議では、これまでの聞き取り調査の実施状況について各委員が報告したのち、今年度の聞き取り調査の対象者やスケジュール等について協議しました。戦後、さまざまな分野で活躍された郷土の方々の証言を記録化し、貴重な歴史資料として後世に伝えていきたいと思います。
検討会議の様子
公文書館 2021/11/16
in 会議など,県史活用担当
2021年11月15日
令和3年11月3日(水・祝)、県立博物館講堂において、「新鳥取県史を学ぶ講座「西国の戦国時代と因幡・伯耆の人々」第3回を開催しました。
今回は龍谷大学教授の山本浩樹先生をお招きし、「中国地域の戦国争乱と『境目』の地域の民衆」というテーマでお話をいただきました。
兵農未分離の戦国時代には、戦線地域の民衆たちも軍事力の一端を担っていて、戦争協力の見返りに年貢の半分を免除される「半納(はんのう)」などの特権を得ていたこと、領主と一緒に城に立て籠もった敵方の民衆に対しては、目の前で稲や麦をなぎ倒す「稲薙・麦薙(いねなぎ・むぎなぎ)」などの心理的ダメージを与える戦法も見られたことなど、民衆たちの活動にスポットを当てて、山陰地域の戦国時代の歴史の一面を具体的にわかりやすく解説していただきました。
当日は、オンライン配信も含めて、多くの県民の方々に御参加いただきました。
次回の講座は12月5日(日)に、東京大学史料編纂所准教授の村井祐樹先生をお招きして、「因幡・伯耆の戦国文書と史料編纂所の活動」と題してお話をしていただきます。
会場での受講は定員に達しましたが、オンライン受講については申込み受付中です。是非御参加下さい。
(写真1)山本浩樹先生による講演の様子
(写真2)トークセッションの様子
公文書館 2021/11/15
in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年11月1日
令和3年10月17日、倉吉市にて同市教育委員会主催の令和3年度生涯学習講座「答えのない時代を生きる私たち」第2回「史料から読み解く感染症―スペイン風邪を中心に―」が開催され、藤澤専門員が講師をつとめました。
新型コロナウイルス感染症対策にご協力頂いた上で、多くの方にご参加頂きました。
当館県史活用担当が昨年度に作成した「鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース」や、そのもとになった、大正時代の新聞記事(※鳥取県立図書館所蔵)の画像などを提示しつつ、感染者・死亡者数だけでなく、当時の感染対策や社会の雰囲気などを含めた、県内でのスペイン風邪流行の全体像を説明しました。
講演の様子【写真提供:倉吉市教育委員会】
藤澤専門員【写真提供:倉吉市教育委員会】
公文書館 2021/11/01
in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年10月19日
令和3年度、公文書館では県立博物館との連携事業として「新鳥取県史を学ぶ講座 西国の戦国時代と因幡・伯耆の人々」を実施しています。去る10月10日(日)、鳥取県立博物館講堂において、島根大学教授の長谷川博史先生による講座「山陰地域の戦国時代と東アジア世界」を開催しました。
16世紀の石見銀山を中心とした銀の産出量の爆発的な増加にともなう東アジア経済圏のグローバル化の中に山陰地域も組み込まれて、それが戦国時代の因幡・伯耆の戦争の広域化や大規模化につながったという内容で、鳥取県の中世史研究に新しい視点を提示していただきました。
当日は、オンライン配信も含めて、多くの県民の方々に御参加いただきました。
なお、本講座は計4回を予定しており、次回は11月3日(祝)に、龍谷大学教授の山本浩樹先生に「中国地域の戦国争乱と『境目』地域の民衆」のテーマでお話をしていただきます。どうぞご期待下さい。(会場での受講は定員に達しましたが、オンライン受講については申込み受付中です。)
(写真1)講演会の様子
(写真2)トークセッションの様子
公文書館 2021/10/19
in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年9月28日
令和3年9月18日(土)、公文書館会議室にて、第5回新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議を開催しました。
今回はホームページでの公開に向けて、著作権や二次利用について協議した後、各委員が作成したデジタル郷土学習教材の内容・体裁等について活発な意見交換を行いました。
引き続き、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、教材内容の一層の充実を図っていきたいと思います。
なお、第一弾として、10月中を目処に、計56点のデジタル郷土学習教材を公文書館ホームページで公開の予定です。どうぞご期待下さい。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉東高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校長
横山 順一 県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 県教育委員会高等学校課指導主事(アドバイザー)
検討会議の様子
公文書館 2021/09/28
in 会議など,県史活用担当
2021年9月2日
令和3年8月26日(木)、第3回(令和3年度第1回)鳥取県災害アーカイブズ検討会議を開催しました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、外部委員とはオンラインを使った会議形式とし、会議室も感染防止対策を講じた上で実施しました。
会議では、座長である東京大学史料編纂所の榎原雅治教授の進行のもと、はじめに事務局および各委員の調査の進捗状況について報告がありました。
また、協議では今後の調査の進め方やデータベースの作成のあり方、県民向けのシンポジウムの開催等について、活発な意見交換を行いました。
関係者や関係機関とも連携を密にしながら、これからも着実に事業を進めていきたいと思います。
公文書館 2021/09/02
in 会議など,県史活用担当
2021年7月21日
令和3年7月18日(日)、県立博物館にて、第2回「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。
これは、郷土の歴史を学びたい、大学等で歴史学を専攻してみたいという生徒や、学芸員など歴史に関わる職業に関心のある生徒を対象に、江戸時代以前の古文書の原本に触れて扱い方を学んだり、くずし字を読み解いて古文書の内容をまとめる体験を通して、ふるさとの歴史に対する理解を深めたり、今後の進路選択に役立ててもらおうというもので、今回は10名の高校生たちが参加してくれました。
はじめに、古文書を扱う際の留意点等について職員からの説明があり、そのあと実際に中世・近世の古文書に触れて、法量を採寸したり、形状や特徴を調査カードに記入して、調書を作成しました。
(写真1)古文書を丁寧に開いて熟覧し、調書を作成
次に4つのグループに分かれて、くずし字の解読に挑戦しました。わからない文字は辞典を引いたり、グループ内で相談したりして、熱心に解読に取り組んでいました。
(写真2)辞書を使ってくずし字の解読に挑戦
(写真3)難読文字は相談しながら解読
その後、展示用のキャプション(解説文)作成を行い、グループで話し合いながら解読した古文書の内容をまとめて、キャプションを作成しました。そして最後に、担当した古文書の内容についてグループごとに発表しました。
(写真4)話し合いながら内容を読み解き、キャプションを作成
(写真5)全体の前でグループごとに発表
古文書に触れたり、くずし字を読んだりするのは、全員が初めての体験でしたが、グループで和気あいあいと取り組み、キャプション作成でも質の高い内容をまとめ上げていました。参加した高校生からも「本物の史料に触れることができ、貴重で有意義な経験となった」「難しい1字が読めたときの喜びは大きかった」等の感想が寄せられました。
これからも、ふるさと鳥取への愛着や誇りの醸成、地域の歴史・文化を担う人材の育成という観点から、学校現場や教育委員会と連携を図りつつ、このような取り組みを進めていきたいと思います。
公文書館 2021/07/21
in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年6月28日
令和3年6月26日(土)、公文書館会議室にて、第4回「新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議」を開催しました。
今回は、アドバイザーとして、県教育センターGIGAスクール推進課の横山課長にも参加いただき、ウェブを活用した教材の公開方法や教育センターとの連携について意見交換を行いました。
はじめに、横山課長から、鳥取県のICT教育の取り組みの現状についての報告があり、1人1台タブレット導入にともなう学習の効果や鳥取県が目指す今後のGIGAスクール構想の方向性等について具体的にお話をしていただきました。
その後、各委員から、小学校・中学校・高等学校の現場の先生方から出された意見について報告があり、それを踏まえて、学習教材の内容・仕様やウェブを活用した公開方法、また県教育センターとの連携等について、活発な意見交換を行いました。
これからも、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、学習教材の一層の充実を図り、今秋の公開につなげていきたいと思います。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉東高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校校長
横山 順一 県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 県教育委員会高等学校課指導主事(アドバイザー)
検討会議の様子1
検討会議の様子2
公文書館 2021/06/28
in 会議など,県史活用担当