2018年5月24日

トロール並行操業を実施しました。

兵庫県の漁業実習船 但州丸と沖底トロールによる並行操業を実施しました。
この調査も毎年の恒例となりつつあり、今年で5年目を迎えます。


今回は遠目からの撮影で見づらくて申し訳ありませんが、水平線にポツリと写っている船が本調査を共にする但州丸です。
今年も隠岐西方海域12定点を調査します。
※但州丸をもっと近くで見たいという方は、2017年5月25日のブログをご覧ください。


トロール操業図
魚などの水産物を漁獲する漁法にはさまざまな種類がありますが、本調査で使われる漁法、沖底トロールとは海底付近に生息する魚種を漁獲対象とする漁業です。
本船は上図のように船を走らせ、船の後部から袋状の網を入れ、オッターボード(網を引っ張るワイヤーの両側に付いた黄色の整流板)を用いて水の抵抗を利用し網口を広げ漁獲します。



30分間網を曳いた後、甲板上に網を巻き揚げ、漁獲物の山から種類別に選別していき、体長や重量の測定を行います。
選別作業
この調査点ではカニが多く獲れましたが、カレイ類・エビ類・貝類、他にもとてもバラエティー豊かな魚が獲れます。


選別されたカニ
選別されたカニ達です。
カニは更にオスとメスに選別され、測定された後は再び海へ放流されます。


本調査は比較的海況にも恵まれ、予定通り調査を終えることができました。
次回からは表層でのトロール調査が続きますので、その様子もご紹介できたらと思います。



 

 

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