今年度最初の投稿になります。
兵庫県の但州丸とのトロール並行操業を行いましたので、その様子をお伝えします。
「並行操業」とありますが、但州丸と同じポイントを曳網し、漁獲量等を比較する事により、調査船間の漁獲効率を明らかにすることが目的です。
採取した漁獲物は体長や重量等を測定することにより、分布状況や育成状況を知るための貴重な資料となります。
![操業中の様子](/secure/1247212/P5110162.JPG)
![漁獲物](/secure/1247212/P5110153.JPG)
下の写真は共に試験操業を行った兵庫県の但州丸です。
![但州丸](/secure/1247212/P5120190.JPG)
普段トロールで使用している漁具の一部を紹介します。
こちらのオレンジ色の物体は網の深度を図るセンサーです。トロール網に取り付けて投網すると、船橋のモニタ上に網の着底状況を数値で表示してくれますので、それを参考に曳網を行います。
因みにこちらのセンサー、漁業大国ノルウェーのメーカーのものです。
![網センサー](/secure/1247212/P5130218.JPG)
![網センサー](/secure/1247212/P5130217.JPG)
今回、沢山のハタハタが獲れましたが、一匹だけひと際大きなハタハタがいましたので最後に写真を載せておきます。
今回獲れた平均的な大きさのハタハタと並べていますが、私の経験上こんな大きなハタハタは初めて見ました。
因みに鳥取県がブランド化しているハタハタ「とろはた」の基準は全長20センチ以上の大型のハタハタとなっていますが、こちらのハタハタは20センチを優に超えています。
![ハタハタ](/secure/1247212/P5110167_t.png)