4月下旬に 春イカの漁場形成調査を実施しました。
この調査は、本県沖合で春季に漁獲されるスルメイカ(春イカ)の分布密度や個体の大きさ等を調査し、漁場の形成状況について漁業者に情報提供することにより、操業の効率化(燃油の使用量削減)を目的として行っています。
今回は鳥取県中部の北条沖を調査しました。
当日は潮流が速く、イカ釣りの仕掛けがとても絡みやすい状況でしたので、いつも以上に注意しながら
操業を行いました。

▲イカ釣りの様子です。
イカを集める集魚灯は凝視できないほど明るく海を照らし、イカをおびき寄せます。
陸上からは綺麗な漁火(いさりび)として見ることができます。

▲釣れたイカはイカ釣り機のそばにあるトヨを流れ、測定台に集められます。
測定台に到着したイカはパンチングという測定方法により外套(がいとう)を測り、標識をイカの耳に付け
再び海に放流されます。

▲釣れたイカの一部は水産試験場に持ち帰り、詳しく測定されます。
この辺りで『ダイケン』と呼ばれる外套長40センチを超える大型の白イカもいくつか確認されました。