現状・課題

 高齢の方は豊かな知識と経験を持っており、様々な分野で活躍できる社会の重要な一員であり、生きがいをもって参加できる活躍の場が必要です。

 高齢化の進行とともに、介護を必要とする方の割合が増えています。また、核家族化の進行とともに高齢夫婦世帯や高齢単身世帯も増加しています。

 介護が必要となっても住み慣れた地域でできる限り自立して暮らしていくための福祉、医療、生活面での支援・体制が必要です。

高齢者施設の整備状況

項目 鳥取県 全国 順位
老人ホーム定員数(老年人口千人当たり、H18) 29.9人 20.9人 

資料 厚生労働省「福祉行政報告例」、総務省「国政調査」


取組みの方向性等

  1. 就業支援等により、高齢の方が生きがいをもって暮らし、希望する就業ができるほか、豊かな知識と経験を生かして様々な分野で活躍することができる社会の実現を目指します。
  2. 地域の中での社会参加活動など、高齢の方の活躍の場を拡大します。地域リーダーを養成します。高齢者スポーツ大会や作品展など、スポーツや文化活動を促進します。
  3. 行政と民間とが協働・連携した介護予防の全県的な普及を推進します。
  4. 高齢の方が元気に暮らし続けられる地域づくりに意欲のある人材を活用することなどにより、介護や医療が必要になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせ、また、質の高いサービスを利用することのできる社会の実現を目指します。
  5. 医療機関同士、医療機関と在宅支援サービス、在宅生活を支えるサービス間がつながるネットワークの構築等により、適切なサービスを受けられるよう、「医療と福祉の連携」を推進します。
  6. 認知症高齢者の早期発見・早期治療体制の整備の促進と、地域支援体制の構築を推進します。
  7. 家庭・施設において、高齢の方が身体的虐待や介護放棄などを受けることがないよう、虐待の予防や早期発見・早期対応のための取組を進めます。
  8. 地域活動の中心となる人材を育成し、地域における住民相互の支え合い(見守り等)の強化を促進します。
  9. 介護保険施設等について、在宅に近い家庭的な居住環境の中で生活できるよう居住環境の改善を図るとともに、入所のためだけでなく、高齢の方の在宅生活を支える拠点としての役割や地域住民との交流拠点としての役割を担うことができるよう、質的転換を図ります。

主な目標指標

項目 現状 目標
要介護認定率 17.8%(平成19年度) 16.0%(平成30年度)
  

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