9月27日児童発達支援「きらり」勉強会にて“食事と更衣の発達”についてお話しました。
【食事】
“食べる”ことは毎日行われる活動です。大事なことは食べる楽しさを知ること!!
見る、匂いを嗅ぐ、食材を触る、口に入れて味を知る等、食べる楽しさは無限大です。
しかし、運動麻痺や感覚の過敏さ等があり、手づかみ食べが難しい、スプーンの扱いが難しい場合があります。今回は手に注目して食べることを考えてみました。
○食材や食具を持ち続けられない場合
・手首を上に向けると握りやすい手の形ができる
・本人にあった食具(形・太さ)を提供
・発達段階に合わせて介助方法を変える
○食材をさわらない場合
・遊びの中で手の感覚を育てる、手のひらを使う経験をする(うつ伏せや四つ這い)
【更衣(着替え)】
成長に合わせて、本人ができることは変化していきます。本人のできる能力に合わせて、養育者の介助も変化していきます。勉強会では保護者さまにご協力頂き、子どもさんを想定して実演をして頂きました。
☆保護者さまが意識しているポイント例☆
・「○○ちゃん、着替えるよ。手を抜くよ。」と優しく
声かけされてから始める。
・体の緊張が強くて手がなかなか挙がりにくいですが、肘や肩を揺らし緊張を緩ませてから袖を抜く。
・体勢を横向きにして、背中部分のシャツを整える。
子どもさんの体の状態や発達段階に合わせて、各々に違うやり方で行っています。本人にとって楽な方法を一緒に見つけていきましょう。
食事も着替えも毎日のことです。無理せず、お互いのペースで進めていきましょう。 楽しく出来たときは、一緒になって喜びたいですね!