近年、健康と自然志向のライフスタイルへの関心が高まる中で、「歩く旅」であるロングトレイルを活用し、自然環境の適正利用による自然保護及び地域活性化が全国的に取組が進められています。
そのような流れの中、鳥取県でも平成21年からスタートしたウォーキング立県や平成28年に中部地区で開催されたWTC(ワールドトレイルズカンファレンス)などの取組をはじめ、多様な自然・文化・歴史を活かし各地でトレイルに関する取組が行われているところです。
令和元年、各地におけるトレイルルートを繋ぎ、オール鳥取県として発信し、更なる活性化を図ることを目的に、鳥取県内を東西に一筆で横断できる「とっとり横断ロングトレイル」を設定しました。
マップは県各事務所の他、県内の道の駅、観光案内所に配架しています。
より実用的な活用を想定し、令和2年に詳細ルートマップ(県東部・中部・西部の3ルート)を作成しました。
(1)山陰海岸ジオパークトレイル(県東部) |
鳥取市青谷から兵庫県香美町までをつなぐ山陰海岸ジオパークトレイルのうち鳥取県内のルート。山陰海岸ジオパークの雄大な自然を砂浜海岸、岩石海岸、砂丘、登山道など多様な道を歩いて楽しむことができるコースです。 |
マップ
表(PDF:1.9MB)
裏(PDF:2.0MB)
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(2)伯耆国ロングトレイル(県中部) |
大山寺から大山古道の川床道を通り、倉吉市内そして三徳山へとつながるトレイルルート。東郷池周辺や廃線跡、レトロな町並みも含め自然から文化、歴史まで鳥取県東部の魅力を満喫できるコースです。 |
マップ
表(PDF:1.4MB)
裏(PDF:2.8MB)
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(3)大山・弓ヶ浜トレイル(県西部) |
日本の名峰と知られる国立公園大山と日本最大の砂州の弓ヶ浜半島をつなぐトレイルルート。大山のブナ原生林での森林浴、弓ヶ浜半島の砂浜、海、空のコントラストの美しさや波の音に癒されながら散策できるコースです。 |
マップ
表(PDF:2.1MB)
裏(PDF:1.9MB)
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《とっとり横断ロングトレイルマップはこちらから(PDF:》
<山陰海岸ジオパークトレイルの特徴>
「海岸わたり、街つなぐトレイル」をコンセプトにユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰海岸ジオパークの自然と人々の営みの関係性を感じながら歩くことができます。
山陰海岸の大地の成り立ちを伝える海岸、日本海に育まれた漁村、歴史文化といった日本海沿岸の原風景も存分に楽しめるコースとなっています。全国的にも有名な鳥取砂丘と浦富海岸もコースの一部です。
山を歩きながら、日本海を眺めることができるという非常に贅沢なコースは、疲れを忘れさせてくれるような感動を与えてくれるでしょう。
<コース及び見どころ>
鳥取県鳥取市から兵庫県香美町まで総延長約144kmにわたるコースで、山陰海岸ジオパークエリア内の様々な見どころを繋いでいます。
<詳細及びお問い合わせ先>
詳細については、以下HPまたは山陰海岸ジオパークトレイル協議会へお問い合わせください。
山陰海岸ジオパークトレイルHP(https://sanin-geo.jp/play/geotrail/)
山陰海岸ジオパークトレイル協議会
〒668-0025 兵庫県豊岡市幸町7-11(兵庫県豊岡総合庁舎内)
TEL:0796-26-3783 FAX:0796-26-3785
E-mail: geopark@pref.hyogo.lg.jp
<伯耆国ロングトレイルの特徴>
鳥取県は、飛鳥時代より「因幡国」「伯耆国」と県中央で二分されていました。伯耆国ロングトレイルは、「伯耆国」の一部である現在の倉吉市、湯梨浜町、三朝町、北栄町、琴浦町を繋いでいます。
本県が有する2つの日本遺産「大山」「三徳山」の地を結び、城下町の名残である白壁土蔵群や、旧国鉄倉吉線廃線跡、大山隠岐国立公園が誇るブナ林、そして、三朝温泉やはわい温泉などの鳥取の誇る温泉地など、自然・歴史・文化が揃ったトレイルルートです。
<コース及び見どころ>
大山から三徳山を繋ぐ山側ルート(約65km)と、山側ルートの途中倉吉市の白壁土蔵群から日本海へ繋ぐ海側ルート(約35km)の2つのルートがあります。
また、鳥取県中部エリアではウォーキングを活かした街づくりを進める「鳥取中部ウォーキングリゾート」に取り組んでおり、本コース以外にも様々なコースが充実しています。
●山側ルート(大山~倉吉~三徳山)
大山参詣と牛馬市往来のため江戸時代に整備された石畳の古道(大山古道・川床道)を通り、日本の滝百選にも選ばれている大山滝、昭和60年に廃線となってから今でもレールや駅が残る旧国鉄倉吉線廃線跡、城下町の趣が残る白壁土蔵群、そして日本一危険な国宝と称される投入堂おある三徳山へと繋がるルートです。
●海側ルート(大山~倉吉~湯梨浜)
山側ルートの途中、倉吉市の白壁土蔵群から日本海側に北上し、全日本ノルディック・ウォーク連盟公認第1号コースとなった東郷湖畔を周回し日本海へと繋がるルートです。東郷湖周辺には、はわい温泉や東郷温泉があり、トレイルで疲れた体を癒すこともできるルートです。
<詳細及びお問い合わせ先>
詳細については、以下までお問い合わせください。
NPO法人 未来(http://npo-mirai.net/public/)
TEL:0858-24-5725 FAX:0858-27-0101
<中国自然歩道の特徴>
中国自然歩道は、全国に8路線ある長距離自然歩道の一つで中国地方を一周する総延長約2,072kmの長距離自然歩道です。このうち鳥取県内のコースは、323.8kmです。
西は、境港市から島根県松江市美保関町へ、南は八頭郡智頭町から岡山県英田郡西粟倉村へと周回しており、岩美郡岩美町から近畿自然歩道へと連絡しています。
波の音を聞きながら情緒あふれる海岸沿いを探索したり、川のせせらぎを聞きながら田園を散策したり、また本格的な登山コースでは山頂からの雄大な景色を楽しんだりと、様々な楽しみ方が出来るコースとなっています。
コースの沿線には、いくつもの温泉が湧いているので、温泉につかり散策の疲れを癒やすのも良いでしょう。
<コース及び見どころ>
山陰海岸ジオパークトレイル、伯耆国ロングトレイルと重複している区間もありますが、それ以外の区間でも見どころ満載です。
<詳細及びお問い合わせ先>
詳細については、以下HPまたは自然共生課へお問い合わせください。
鳥取県の中国自然歩道(自然共生課HP)
鳥取県生活環境部自然共生社会局自然共生課 自然公園担当
〒680-8570 鳥取市東町1-220
TEL:0857-26-7200 FAX:0857-26-7561
Mail:shizen-kyousei@pref.tottori.lg.jp