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県政だより８月号の目次

県政トピックス／看護師による運転適性相談

運転への不安に向き合う～看護師による運転適性相談～

　高齢運転者による交通死亡事故が、全国で発生しています。７５歳以上による死亡事故は、人的要因としてブレーキとアクセルの踏み間違いが多いのが特徴です。加齢や病気で運転に不安を感じている人は、最寄りの運転免許センターに「運転適性相談」をしてください。
　警察庁資料によると、７５歳以上の免許保有者数は増加を続け、２０１８（平成３０）年１２月末現在５６４万人。７５歳以上の運転者による免許人口当たりの死亡事故は、ここ１０年間で減少傾向にあるものの、７５歳未満に比べると高い水準で推移しています。
　県内の運転免許センターでは、看護師による専門知識を生かした相談を実施。運転を安全に続ける場合に必要な指導や助言をしています。併せて、免許証自主返納の案内など一人一人に寄り添い、時には家族と協力しながら相談に応じます。

免許人口１０万人当たりの高齢者による死亡事故件数の推移

○８０歳以上運転者の件数
　平成２０年１６．８件、２１年１５．２件、２２年１８．２件、２３年１５．６件、２４年１５．１件、２５年１４．７年、２６年１４．７件、２７年１３．３件、２８年１２．２件、２９年１０．６件、３０年１１．１件
○７５歳以上運転者の件数
　平成２０年１３．５件、２１年１３．０件、２２年１２．７件、２３年１１．４件、２４年１１．５件、２５年１０．８年、２６年１０．５件、２７年９．６件、２８年８．９件、２９年７．７件、３０年８．２件
○７５歳未満の運転者の件数
　平成２０年５．５件、２１年５．２件、２２年５．２件、２３年４．８件、２４年４．５件、２５年４．４年、２６年４．１件、２７年４．０件、２８年３．８件、２９年３．７件、３０年３．４件

死亡事故の人的要因比較（平成３０年）

○操作不適
　７５歳以上高齢運転者３０％（１３６）
　このうちハンドルの操作不適１７％（７９）、ブレーキとアクセルの踏み間違い５．４％（２５）
　７５歳未満の運転者１６％（４３２）
　このうちハンドルの操作不適１２％（３０６）、ブレーキとアクセルの踏み間違い１．１％（２８）
○安全不確認
　 ７５歳以上高齢運転者２３％（１０５）、７５歳未満の運転者２６％（６９６）
○内在的前方不注意（漫然運転等）
　 ７５歳以上高齢運転者２１％（９８）、７５歳未満の運転者２５％（６５４）
○外在的前方不注意（脇見等）
　 ７５歳以上高齢運転者８％（３５）、７５歳未満の運転者１８％（４６５）
○判断の誤り
　 ７５歳以上高齢運転者６％（２９）、７５歳未満の運転者１１％（２８１）

７５歳以上高齢運転者の死亡事故件数４６０件、うち調査不能５７件
７５歳未満の運転者の死亡事故件数２，６３９件、うち調査不能１１１件
※上記中の（　）内は死亡事故件数

資料出典「平成３０年中の高齢運転者による死亡事故に係る分析」（警察庁）

看護師による運転適性相談

　看護師資格を持つ相談員が、一定の病気などの運転適性相談や、認知症の簡易検査を行っています。
　相談希望者はあらかじめお問い合わせください。

こんな思いを持っている人や家族は、まず相談を
　身体機能や判断能力が低下して運転が不安。家族にも運転を控えるよう勧められるが、車が使えないと困る。

【問い合わせ先・場所（平日のみ）】
東部地区運転免許センター（鳥取市吉方温泉）
電話・ファクシミリ０８５７‐３６‐１１２２
中部地区運転免許センター（湯梨浜町上浅津）
電話・ファクシミリ０８５８‐３５‐６１１０
西部地区運転免許センター（米子市上福原）
電話・ファクシミリ０８５９‐２２‐４６０７

運転免許証の自主返納制度

　免許証の有効期間内に、免許証を自主的に返納した場合、身分証明書として使える運転経歴証明書の交付を受けることができます。
　また、同証明書の提示により交通機関の運賃割引をはじめさまざまな支援を受けられる場合があります。
　詳細はホームページを確認してください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/177684.htm
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