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令和元年度の申出に対する審査結果

小中学校で流れている歌についての苦情(令和元年度第1号申出)

小中学校の学校給食で流れている歌の歌詞について苦情申出があり、令和2年2月6日より計5回推進員会議を開催し、調査及び審査を行いました。

申出の概要

(1)申出者 個人

(2)県関係機関 知事、教育長

(3)主な申出内容

  • 「スタミナ納豆の歌」という歌が、学校給食のスタミナ納豆の提供日に、倉吉市内全ての小中学校で繰り返し流されるとの報道があったが、この歌の「女子力が上がる」というフレーズは、女性の固定観念的なイメージを助長する恐れがある。
  • 職員がそのことに気づかなかったのは、行政職員の男女共同参画の理解不足によるものであることから、県として、行政職員に対する男女共同参画の理解を進める研修が必要。

審査結果

 意見公表 (令和2年7月22日)

男女共同参画推進員の意見の内容

 本申出に係る歌は音楽教育の教材ではなく学校給食の際に流されたものであり、その採否の判断は教育現場の自主性に委ねられるべきである。また、その判断にあたっては、当該歌が「スタミナ納豆」を盛り上げようと善意の市民によって作成されたものであり、全体としては、好き嫌いをしないこと、多様性が大事であることといったメッセージを子どもたちに発信することにあると考えられることなどの事情が総合的に考慮されるべきである。
 しかしながら、男女共同参画の観点から問題無しとはいえない歌詞を含む歌について、教育現場から本申出と同種の指摘がなかったことを県は重く受け止め、以下のような施策をとるべきと考える。

  1. 教育現場において児童生徒に性別による固定観念に基づくイメージを植え付けてしまうことを避けるために、教職員に対する研修を徹底すること。
  2. 県民を啓発するため、県及び市町村の職員を含む県民に対し、男女共同参画の視点に立った研修プログラムを提供するなどの活動をこれまで以上に推進すること。
  3. 今後県が作成する研修プログラムの題材として、今回の事例を活用すること。

意見書等

 意見書(PDFファイル:132KB)

 報告書(PDFファイル:160KB)

  

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