1 大会の名称
第3回「山の日」記念全国大会in鳥取
2 開催日程
平成30年8月10日(金)、11日(土・祝)の2日間
※三鐘リレーは平成29年9月から平成30年8月にかけて県内全市町村をリレー
3 開催地
鳥取県米子市、大山町
4 推進体制
(1)主催者
第3回「山の日」記念全国大会 in 鳥取実行委員会(平成29年8月29日設立)
(2)特別職
名誉顧問:谷垣禎一((一財)全国山の日協議会会長)
顧問:安藤宏基((一財)全国山の日協議会副会長)、衛藤征士郎(超党派「山の日」議員連盟会長)
(3)構成員
会長:平井伸治(鳥取県知事)
副会長:伊木隆司(米子市長)、竹口大紀(大山町長)、松沢哲郎((一財)全国山の日協議会副会長)
委員:警察庁、消防庁、文部科学省、スポーツ庁、林野庁、国土交通省、観光庁、環境省、(一財)全国山の日協議会、琴浦町、伯耆町、江府町、伯耆国「大山開山1300年祭」実行委員会
監事:鳥取県会計管理者、米子市会計管理者
5 大会の理念
鳥取県・大山は、古来より「神在(い)ます山」と称され、日本遺産にも認定された地蔵信仰などにより大切に守られてきており、地元関係者と登山者とが一体となって、山頂の植生回復に向けた「一木一石運動」に取り組み、自然保護の全国民的な憲章である「自然保護憲章発祥の地」としても広く知られるなど「山を守る聖地」であります。
また、「山の日」制定にあわせて、山岳関係者や国、県、市町村等が連携して、「山の日」を語る集会や登山者向けマナーアップキャンペーン等を展開し、地域の山々を舞台に山に親しむ機会の創出を鳥取県一丸となって進めてきました。
第3回「山の日」記念全国大会in鳥取では、こうした山を愛する人たちによって紡がれてきた思いを次の世代に引き継いでいくとともに、大山を舞台に、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことに対する国民全体の理解を深め、障がい者、外国人、高齢者などを含むすべての方々がわが国の貴重な財産である山の素晴らしさを満喫し、「山」が有する豊かな魅力が国内外にアピールされる大会にします。
6 大会の目標・テーマ
・自然保護憲章発祥の地である「自然を守る聖地・大山」から、自然保護の重要性・普遍性とともに、山と共に生きる意義をアピールする大会
・1300年の歴史の中で、人々の営みに守られ、再生されてきた「大山の自然」が生み出した、森から海に至る豊かな恵みを存分に味わい、参加・体験する大会
【大会テーマ】
神います山と共に生き、歩む ~開山千三百年『山を守る聖地』大山から~
1 「山の日」記念大山登山
「山の日」記念全国大会では初めての取組みとして、全国から参加者を募集し、「山の日」記念登山を行いました。当日は「天国じじい」の愛称でも知られる登山家の貫田宗男さん、大山町の竹口町長も登山しました。
登頂後、山頂の頂上碑の前で大山の豊かな自然や歴史文化を未来に残す決意表明と、翌日の「山の日」記念全国大会の成功を祈念した山頂宣言を発信しました。
●日時:平成30年8月10日(金)午前5時30分から午後3時まで
●参加者:30都道府県・75名
2 レセプション
中国地方最高峰「大山」をはじめとする「鳥取の山」や日本海によって育まれた山海の幸を満喫していただくため、鳥取県が誇るあらゆる食材を使用した料理、また、地ビールや地酒、日本一との呼び声高い牛乳等の飲み物をご用意し、国内外からの招待者をお迎えしました。
●日時:平成30年8月10日(金)午後6時30分から7時40分まで
●会場:ANAクラウンプラザホテル米子
●出席者:招待者約300名(東アジア地方政府観光フォーラム代表団約100名を含む)
3 記念式典
「山の日」記念全国大会の式典セレモニーのほか、大山の豊かな魅力(美しさ、歴史、文化、自然、楽しさ、恵み)を通じて、人と山とが調和を続け、未来に歩んでいくことを「山を守る聖地」大山から発信するメインアトラクションを実施するとともに、「とっとり大山『山の日』憲章」を発表しました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午前9時15分から11時まで
●会場:大山総合体育館
●出席者:約700名(招待者約400名、一般公募約220名、関係者約80名)
【とっとり大山『山の日』憲章】
一 山を学び、山の素晴らしさ、厳しさを知ろう。
一 山に親しみ、豊かな心を育もう。
一 山の恵みに感謝し、暮らしに活かそう。
一 山を敬い、山を守る気持ちの輪を広げよう。
一 山と共に生き、未来に向けて歩み続けよう。
4 トークセッション
山を守る理念と重要性を伝えるとともに、山とともに生きる意義や誰もが山を楽しめる取組等を世界の山々での事例等を交えて発信するトークセッションを開催しました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午後2時から3時まで
●会場:米子市公会堂
●出演者:檀ふみさん(女優)、貫田宗男さん(登山家)、山田桂一郎さん(観光カリスマ)、萩原浩司さん(山と渓谷社)
●来場者:約700名
5 歓迎フェスティバル
(1)森の恵み感謝祭・ステージイベント
来場者の皆様に本県の山の恵みを体感してもらうため、県内各地の木工製品等の紹介、木工体験や森が育んだ豊かな食を満喫できる賑わいイベントを開催しました。
鳥取県警察音楽隊と名和小学校児童によるオープニングステージのほか、チェーンソーデモや、とっとりふるさと大使の桂木龍さん、琴浦町観光大使のミッキー吉野さんのステージなどで盛り上がりました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午前9時から午後3時まで
●会場:大山国体広場
●来場者:約2,500名
(2)大山寺散策ウォーク
大山の自然と歴史を感じながら、大山寺や大神山神社などを巡るウォーキングを楽しみました。また、ゴール地点の森の恵み感謝祭会場で大山おこわなどのグルメも楽しみました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午前7時から9時まで
●コース:博労座~大山寺~大神山神社奥宮~治山道路~森の恵み感謝祭会場
●参加者:約200人
(3)里の恵み感謝祭・ステージイベント
大山を中心とする山から里にかけての産品や文化芸能に親しんでもらうためのイベントを開催しました。5つの団体が歌や踊り、和太鼓演奏などを披露しました。子どもからお年寄りまで幅広い年代の方の出演、来場があり、多くの方に文化芸能に親しんでいただく機会となりました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午前11時から午後5時まで
●会場:米子市公会堂前庭~える・もーる1番街
●来場者:約2,000名
(4)ステージイベント(ミュージカル)
地元ミュージカル劇団ゆめによる演劇「大山開山1300年記念ミュージカル『みどりの風in山の日』」を上演しました。
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午後3時30分から5時まで
●会場:米子市公会堂
●来場者:約300人
6 エクスカーション
米子市のシンボルである城山の魅力を体感していただくため、城山ミニ登山を開催しました。日中は、頂上からは大山、日本海、中海、米子市街が一望でき、夜間は米子城跡のライトアップにより、日中とは違う幻想的な雰囲気を味わっていただきました。
また、大山の地蔵信仰によって育まれてきた米子城下町の景観を巡り、神います山、大山の歴史に思いを馳せました。
(1)城山ミニ登山
●日時:平成30年8月10日(金)午後8時から9時まで、11日(土・祝)午後5時から6時まで
●来場者:130人
(2)城下町観光
●日時:平成30年8月11日(土・祝)午後3時15分から4時30分まで
●来場者:90人
7 大会PR活動
(1)山鐘リレーイベント
大会の成功に向けた県内での機運醸成を図るため、大会シンボルである「山鐘」を県内19市町村等にリレー形式で繋ぐリレーイベントを実施しました。
【実施内容】
・からす天狗のぐーちゃん率いるキャラバン隊による「山鐘」の説明及び大会PR
・リレーイベント実施市町村の首長等から次回実施市町村の首長等へ「山鐘」の引渡し、山鐘点鐘
・会場内に「山の日」ののぼりへの「寄せ書きブース」を設置し、参加者の「山への思い」を収集
(2)その他のキャラバン活動
山鐘リレーイベントに加え、大山キャリーダウンボランティアや大阪アウトドアフェスなど県内外の様々なイベントでキャラバン隊による大会PRを実施しました。
※行事には、実行委員会以外の主催する事業もあわせて記載しています。