日本の周辺国では、豚熱のみならず口蹄疫(こうていえき)、アフリカ豚熱、高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病が発生しています。これらの国々を訪問する際には、家畜を飼育している農場などへの立ち入りは避けるようにしてください。
また、海外からの畜産物のおみやげや個人消費用の畜産物を日本に持ち込む場合は、輸出国の検査証明書が必要です。検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。加熱調理済みの加工品(例:ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコン、肉まんなど)であっても、同様です。
詳しくは農林水産省動物検疫所ホームページをご確認ください。
病気の侵入を防止するため、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。
肉製品などのおみやげについて(動物検疫所HP)(外部サイトへリンク)
Q 豚熱とは、どんな病気ですか?
豚熱は、豚熱ウイルスが豚やイノシシに感染することで起こる病気です。
伝染力が強く、家畜伝染病に指定されています。
豚熱に感染した豚が発生した農場では、飼養されている豚等を対象に防疫措置を行います。
Q 豚熱にかかった豚の肉は、市場に流通しますか?
法律に基づき、豚肉は全て検査に合格したものだけが流通することになっています。
検査で豚熱であると確認された肉や内臓などについては、市場に流通することはありません。
Q 県内の飼養豚や飼養いのししにはワクチンを接種してあるとのことですが、ワクチンを接種した豚等の肉を食べた場合、人の健康に影響はありますか?
豚熱ワクチンを接種した豚等の肉を食べても、人の健康に影響はありません。
Q 豚熱ワクチンの成分は豚肉等に残留しているのですか?
ワクチンを接種した健康な豚等は、体内で豚熱に対する免疫を獲得します。人の予防接種のように免疫を獲得すると、ワクチンに含まれている豚熱ウイルスは体内から消失します。このため、ワクチンに含まれている豚熱ウイルスが豚肉等に残留することはないと考えられます。なお、ワクチンの成分が万一残留したとしても、人の健康に影響はありません。