鳥取県は、独自の風土と天然資源を活用し、最先端技術の開発に取り組みこの技術を活かして地域の発展を図っています。


氷温技術の商品の画像

氷温技術

氷温とは、摂氏0℃から食品が氷結する寸前までの温度領域のことです。「氷温」は鳥取県で、二十世紀梨を保存する技術の研究から発見されました。この温度領域では魚や果物の細胞が凍らないため、新鮮なおいしさを長期間保つことができます。 現在、氷温より更に温度を下げても細胞が破壊されないという不思議な現象を起こす「超氷温」の領域についても研究が行われています。氷温技術の応用領域も広がり、食品業界だけでなく再生医学の分野などでも注目されています。


カニの殻の画像

キチン・キトサン

キチン・キトサンとは、カニ、エビの甲羅や殻などに含まれている動物性の食物繊維で、医学、農業、食品産業、医療分野、化粧品等の工業分野など、幅広い分野で活用されています。鳥取県では、境港に水揚げされたベニズワイガニの殻を利用し、国内で生産されるキチン・キトサンの50%以上を生産しています。キチン・キトサンの新しい性質も相次いで見い出されており、研究の先端を行く鳥取県の役割も大きくなっています。


キノコの画像

菌じん研究

鳥取市にはキノコ専門の研究機関として日本で唯一の「財団法人日本きのこセンター」があります。ここではシイタケを中心とした食用キノコの栽培技術や増産の研究に取り組んでいます。その大きさ及び食感で有名な県の特産品「鳥取茸王」は、その研究成果のひとつです。センターでは鳥取大学と連携し技術指導員や後継者の養成にも努めており、また鳥取大学の「菌類きのこ遺伝資源研究センター」との共同研究も進められ、キノコ産業の発展に貢献しています。
  

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