平成19年度優れた技能者

馬野壽博(うまのとしひろ)さん(建築大工)

マック協同組合(琴浦町)
 昭和35年以来、47年間建築大工業に従事。木造建築の施工技術に優れ、数多くの木造建築を手がけた。現在も棟梁として現場に出て活躍している。
 また40年以上にわたり職業訓練法人鳥取県中部建築工務士会で後進育成に努め、数多くの建築大工を輩出している。長年1年生を担当し、基礎から技術民に就くよう丁寧な指導を心がけている。さらに卒業した訓練生を雇い入れて実務指導を行い、技術・技能の伝承に努めている。

山根勝男(やまねかつお)さん(左官)

山根左官(八頭町)
 昭和44年から38年間左官業に従事。国内外で研鑽を積み、耐火性に優れ、シックハウス症候群等の恐れも無い伝統的な塗り壁の利点を再確認。伝統工法を尊重しつつ新しい工法を生み出そうと努力している。また鏝絵(こてえ)の技能を伝える県下でも数少ない人物。
 平成9、10年度の全国左官技能競技大会に中国地区代表で連続出場して5位入賞を果たし、技能の水準の高さが認められている。
 平成15年には職業訓練指導員(左官・タイル科)の免許を取得し、鳥取県左官高等職業訓練協会で指導員として後進育成をしている

本池秀夫(もといけひでお)さん(革人形作家)

アトリエMOTO’S(米子市)
 大学在学中の昭和46年に「アトリエMOTO’S」を主宰。昭和48年に渡欧したときに、革で人形を作ることを思い立ち、帰国後に革人形の制作を開始する。以来、「老人と子ども」をテーマに革人形を作り続け、世界唯一の革人形作家として世界的規模で活躍している。その名声を慕って、全国各地から弟子入りを希望する者も少なくなく、現在は10名程を受け入れている。
 昭和55年に出身地である米子市に工房を移す。「米子工芸会」の中心的存在として地域の手工芸活動を支えている。

浜本恵美子(はまもと恵美子)さん(和紙人形作家)

浜本恵美子創作和紙人形工房(北栄町)
 昭和54年から3年間、創作和紙人形グループ「やまと鳳(おおとり)」の中西京子氏に師事する。昭和58年に鳥取県に帰郷し、以後中国地方では唯一の「やまと鳳創作和紙人形」流の伝承者として活動している。
 国内はもとより韓国でも作品展が開かれているが、平成17年にはあおや和紙工房で因州和紙を使った作品を展示し、今年度は鳥取県総合芸術文化祭のメインテーマ里見忠義と八賢士」にちなんだ人形を創作しており、地域の伝統技術、歴史を活かした創作を行っている。
 現在、米子市と北栄町の2箇所に教室を持ち、約20名の生徒を教えている。
  

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