防災・危機管理情報


  

2025年3月18日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和6年度(3月)例会を開催しました。

 3月15日(土)午後2時から4時まで、鳥取市歴史博物館において、今年度最後となる例会を開催しました。

 最初に、会の事務局であるやまびこ館の横山学芸員と当館の澤館長から、来年度の占領期の鳥取を学ぶ会の開催予定等について、会員へ報告しました。来年度は、現在より30分間開催時間を拡大して毎月(午後1時30分~午後4時)の例会を実施することとなります。

澤公文書館長からの翌年度の開催要項や占領軍のご子孫の来県予定の説明
(写真1)澤公文書館長からの翌年度の開催要項や占領軍のご子孫の来県予定の説明


 次に、澤田調査委員から「教育映画を学校で上映していたということは学校に暗幕があったのか?」「境町が境市ではなく境港市になったのは境と同じ名前の市町村があったからなのか?」といった前回の質問に対する調査結果の報告がありました。

澤田調査委員による前回の例会での質問事項に対する調査結果の解説の様子
(写真2)澤田調査委員による前回の例会での質問事項に対する調査結果の解説の様子


 今回から軍政部活動報告書の昭和24年3月分の解読に入り、「日本の行政(国への陳情や議会活動、市町村のリコールの動き等)」「国の地方支部の活動(銃刀等の回収や徴税状況等)」「日本の法廷運営(選挙法や租税法違反、検察審査会)」「政党活動」「衛生行政活動(保健所建築、病院給食)」といった項目を解読し、澤田調査委員から解説がありました。

 会員からは、米子市は市営葬儀場があったということだが子供の頃から(地元であるにもかかわらず)一度も聞いたことがないとか、学校給食には大きすぎて病院給食に利用されたアメリカ陸軍の余剰Mess Tray (食料の配布皿)に対する感想など、今回も様々な質疑や意見交換が行われました。

会員によるレポートの解読の様子
(写真3)会員によるレポートの解読の様子

公文書館 2025/03/18 in 県史活用担当,講座などのイベント

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