『新鳥取県史 民俗1 民俗編』

 庶民の暮らしは、文字に記され記録として残ることはあまり多くありません。それを記録として後世に継承していくには、人々から聞き取り調査を行い、記録化していく民俗学的方法が有効です。その方法によって鳥取県全体をまとめたものが『民俗編』です。

 本県は、山野河海に抱かれた環境の中で、人々が村・町をつくりそこに特徴ある民俗文化を形成してきました。その民俗文化を村落組織、家族と親族、生業、交通交易、衣食住、人生儀礼、年中行事、民俗信仰、民俗芸能、口承文芸の10項目に分類し具体的な例を挙げながらその特徴を伝えます。


体裁

A5判上製本(布クロス装、函入) 911ページ

本文の内容をPDF形式で収録したCD-ROM付き

頒布価格

5,000円

頒布窓口
収録内容
 目次(pdf形式 343KB) 

第1章 村落組織

鳥取県のムラ、その変遷/ムラの運営/ムラの組織/ムラの生活組織/年齢集団

第2章 家族と親族

家の構成と構造/家族員の地位と役割/相続(家長権を譲ること、あとつぎ、財産分与)/本分家関係と親族関係/親方・子方/近年の変化/鳥取県の家族・親族

第3章 生業

農業(田畑・水利慣行)/養蚕/牧畜/漁業/林業/狩猟

第4章 交通交易

市と町の賑わい/海の道と陸の道/鉄道とアキンド/鳥取昭和商業組合/泊の漁業と魚アキンド

第5章 衣食住

衣生活/食生活/住生活

第6章 人生儀礼

出産と成長儀礼/子どもの遊び/結婚・年祝い/葬送・墓制

第7章 年中行事

暮れから正月/春から夏/盆行事/秋から冬

第8章 民俗信仰

イエの信仰/ムラの信仰/広域信仰/遠隔地に広がる信仰

第9章 民俗芸能

鳥取県の民俗芸能の概要/祭礼風流/風流踊り/神楽/三番叟/地歌舞伎/人形芝居/その他の芸能

第10章 口承文芸

民俗学における口承文芸の分類/昔話/伝説/口承文芸の継承


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