支援ツール研修会に参加された先生が、
園で使っておられるツールの一部を紹介します。
↓上の写真の拡大写真です↓
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園の廊下の歩き方を見える形にして示したアイディアです。「ドラえもんを通ろうね」の声かけで、子どもたちも通行のルールが自然と意識できます。並ぶ位置や、゛歩く”こともイラストを直接床に貼って意識しやすいように工夫がしてあるそうです。小さい子どもも馴染みのあるキャラクターだとわかりやすく、楽しい気持ちになれそうですね。 |
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トイレ前の廊下も同様に、行き帰りの進行方向を矢印という目に見える形で示すことで、混雑を軽減し出入りがスムーズになるようにと工夫されています。 |
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保育室の時計に動物のイラストを貼ったものです。まだ数字が読めない子さんも、イラストを使うことで、時計を使ったお知らせがわかりやすくなり、サクサク動くことにつながっているそうです。クラスで流行っているキャラクターを使うのもいいですね。 |
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「こんな時はこう伝えよう」のジェスチャーをイラストで示したものです。クラスみんなでジェスチャーを共通理解することで、なかなか言葉で伝えられないお子さんも気持ちを通わせることができるツールになっているそうです。 |
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運動会で活躍したグッズです。
太鼓のバチの持ち手に、好きなキャラクターが貼ってあります。キャラクターの名前で合図を出すことで、左右を無理なく楽しく伝えることができたそうです。
同じくキャラクターが付いたヘアゴムは、足首につけて使います。 |
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素敵な座り方のコツをお知らせするポスター。
クラスで人気のぬいぐるみの写真が添えられている所がポイントです。
「○○が見ているよ☆」
という設定です。クラスみんなの注目とやる気がUPしたそうです。 |
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絵本が大好きなお子さんには、絵本型の手順書を準備されました。
着替えの手順書で、主人公はお子さん。
憧れの人を登場させ、着替えの手順を
「なりたい自分になるための方法」として紹介されています。 |
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風呂敷包み練習用の風呂敷です。
4つある角のどことどこを合わせたら包めるの?と不安になるお子さんが、自分で確認できる手立てとして作成されました。
目印同士を合わせることで迷わず結べます。 |
エルマーに通っておられるお子さんとお母様が、
家庭で作られたツールを紹介します。
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エルマーでやることが、上から
順番に並んでいます。 |
エルマーでの予定について、親子で話し合って作られました。
文字だけでなく、魚やお菓子、ジャンプするキャラクターなど
活動を連想するシンボルのシールで
「何をするのか」のイメージがしやすくなっています。
特に大切なところは、色つきの吹き出しで囲まれていて
パッと目を引くデザイン。
楽しい雰囲気で気分もUP!
素敵な工夫が光ります。
エルマーの活動で利用している支援ツールを紹介します。
エルマーでは、みんなで決まった遊びをする「レクリエーション」の
時間があります。
お散歩をしたり、ゲームをしたり、工作をしたり。
最近の遊びは「くまさんどうぞ」という玉入れゲームです。
ボールを持ったら、ついついチャレンジ精神が沸いて、
思わず遠くや高くに投げたくなっちゃうあの感覚、
皆様も経験がおありではないでしょうか?
しかし今は、ルールのある設定遊びの時間。
お子さんとスタッフの思いは…。
お子さん「ボールって面白いね、こんなに高い所に投げられるよ!」
「窓に向かって投げると、こんな大きな音がして面白いよ!」
スタッフ「わかる、わかるよ、面白いよね、でも今は
そのボール、くまさんにどうぞしてほしいんだよね・・・」
すれ違う思い。
そんな時、エルマーではこんなツールを利用します。
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くまさんどうぞ の
はなまる な 投げ方
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くまさんの箱に向かって
投げましょう。
(今は、これをする時だよ)
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はいりました。
やったね!
(先生もうれしいよ!)
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絵と写真のポスターを指さしながら、言葉でも説明をしています。
絵で見る方が得意なお子さんも、言葉で説明を聞く方が得意なお子さんも、
どちらもが同時に「なるほど!」「わかった!」と思える、
集団に向けた一斉指示の時のひと工夫です。
この幼稚園では週に一度お昼にお弁当の日があります。
その際に、食具等を配置するヒントに活用されるそうです。
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お弁当箱やお箸など、イラストを目安にすることで置き場所に迷うことが少なくなりますね。 |
このツールを利用すると自分で準備することに繋がっているそうです。
ひとりで「できた!」と達成感を感じられる支援ツールです。自分で準備したお弁当給食はおしいさアップですね。