わかりやすい環境
見て分かる力の強さを活かして、具体的に伝えることを心がけています。
お子さんが安心して集団活動に参加できるように、そして、持っている力を発揮できるように、次のような環境面の工夫をしています。
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個別学習のコーナーは、自分の認知課題に集中しやすいようになっています |
話合いや歌遊びのコーナーは、活動に入りやすくなるように、自分の席や何をする場所なのかが分かりやすくなっています
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交替や順番を納得しにくい時、このような足形のシートを使うと順番が守りやすくなります
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自由遊びのコーナーでは、使いたいおもちゃを大人に伝えたり、仲間の遊びに加わったりと、自分から関わりを持つ方法を学ぶ機会になります |
わかりやすい伝え方(1)
見て分かる力の強さを活かして、具体的に伝えることを心がけています。
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ゲームのルールを伝える時は、言語での説明とあわせてイラストを準備します。
上は「さかなつり」のルールを伝えるホワイトボード(文字のお知らせ)、
下は携帯用の手順書(イラストのお知らせ)です。
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「声の大きさ、このくらいがいいよ」と伝える時、下のような段階表を使って話をします。
実際に声を出してみて、声の大きさを確かめます。
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わかりやすい伝え方(2)
子ども達が興味を持ちやすいイラストを用いながら動機付けをおこなって活動に取り組みやすい支援を行なっています。
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興味を持ってもらえるキャラクターを
用いながら実際にサーキット場面で提示
しています。 |
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手順をまとめた「めくり式カード」に
して順番がわかるようにしています。 |
切り替えが難しい、遊びが終われない
エルマーでは、気持ちよく切り替えができるように、いくつかの伝え方の工夫を行っています。
こんな風に切り替えてくれたらスムーズに事が進みますが・・・
こんな場面、ありますよね。
どうしたらすっきり終われるのかな・・・と、エルマーでも迷い悩む場面がよくあります。
人に合わせて行動するより、自分のペースをしっかり持って行動する特徴は、自閉スペクトラム症の特徴のひとつと言えます。切り替えを求められる場面で泣いたり、「イヤ!」と怒ったりするのは、決してわがままなわけではなく、「急に言われてもできないよ!」というお子さんの困り感が潜んでいることが多々あります。
お互いに、ペースを合わせて気持ちよく切り替えできるいい方法はないかしら・・・、と悩んでおられるみなさま、それはお子さんの成長の、アタックチャンスです!
エルマーの活動の中から、切り替えできるようになることをねらった支援方法をご紹介します。ぜひご家庭でお試しください!
ステップ1.量をあらかじめ決めておく
ステップ2.始めと終わりが見通せる(前編)
ステップ2.始めと終わりが見通せる(後編)
ステップ3.終わりのサイン(合図)を決めておく
ステップ4.大きくなったら自分で終われる
子ども達の支援に使える教材の紹介や、生活の中で使えるレシピです。
このコーナーでは、エルマーの活動やおとな勉強会の題材の中から、
お子さんへの支援方法と発達に応じた使い方のコツを情報発信します。
第1号「はじめに」
支援は安心できるための働きかけ
第2号「日々の関わりの姿」支援は日常の中に何気なくあるもの
第3号「支援のヒントは現場にある!」
第4号「子どもを理解する」 育ちにあったコツがある
第5号「育ちにあったコツの紹介」
誰もが何かを持っている
第6号「保護者の願いからねらいを見つける」3つのポイント
第7号「支援のバリエーション」 支援ツールってな~に?
第8号「納得!支援とツールの分かれ道」
発達障がいの子どもに支援ツールがぴったりくるのはなぜ?
第9号「前向きな気持ちを起こす支援」何度も言わないで!
第10号「できたを助ける手がかりとなる支援」
できないことには訳がある。「できる」のバリエーション
第11号「子どもたちのスケジュール」先を見通す手がかり
第12号「わかるとサクサク動くことを身につける支援(スケジュールその1)」
第13号「利用者にインタビュー」エルマーで生活のヒント発見!
第14号「わかるとサクサク動くことを身につける支援(スケジュールその2)」
第15号「利用者にインタビューその2」
第16号「わかるとサクサク動くことを身につける支援(スケジュールその3)」
第17号「わかるとサクサク動くことを身につける支援(手順書)」
第18号「保護者支援の二つのポイント」
よい仲間とよい支援者
第19号「周りとの架け橋になる支援(サポートブック)」
「こんな子です」と周りに伝える
第20号「終わりに」成長とともに変わっていく支援のカタチ
支援のコラムの冊子.pdf( 1248KB)
このコーナーでは、ホッと安心支援のコラムの続編として、「ホッと安心劇場」を配信します。
自閉スペクトラム症のあるお子さんは、社会性・コミュニケーション・想像力の障がいという3つの特徴があります。これらの特徴によって、保育園や幼稚園で体験しそうな困り感を分かりやすく表現しました。それぞれの特徴について、一つひとつ取り上げます。園の先生方に、関わり方のヒントにしていただけると幸いです。
登場人物
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きらり保育園
パンダ組・
年中
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きらり保育園
パンダ組・
年中
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パンダ組
担任
保育士
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脳神経
小児科医
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第一話「想像力の特徴」 イメージどおりがいい