~ 部落差別解消推進法施行によせて ~
部落差別を考えるための学習資料「何が差別か、皆で考えよう」
(発行:(公社)鳥取県人権文化センター)
○ 「部落差別は許されない」ものであり、部落差別のない社会を実現することを目的とした「部落差別の解消の推進に関する法律」が平成28年12月に施行されました。
○残念ながら、現在も一部ではなお、部落差別により結婚が妨げられるなど、偏見に基づく差別が存在し、さらには、インターネット上に差別を助長するような情報が掲載されるといった問題も発生しています。
○ 一般に、差別による人権侵害を受けても、差別被害を訴えるという行為は容易でないと言われます。差別を受けた側が自己喪失感や無力感を感じてしまい、更なる被害を恐れて声を上げられなくなることもあり、差別の実態を見えづらくしていると考えられます。
○ この学習資料では、部落差別に関わる数例の判決・法務局説示等を掲載しました。裁判所の判断は、個別のケースによって変わりうるものです。何が差別かを一律に決めることには、難しい問題がありますが、これらを参考として、改めて何が差別か、自分自身ならどう行動するかを考えていただきたいと思います。
○ 差別をなくしていくためには、一人ひとりが自分の問題としてとらえ、「差別をしない、させない」という意識を社会で共有し、行動に移すことが大事です。この学習資料がその第一歩となれば幸いです。
◆学習資料のPDFは、こちらからダウンロードできます。
学習資料「何が差別か、皆で考えよう」(PDF:642KB)
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