防災・危機管理情報


地元で依頼人に寄り添い遂げる

 

 環境経済学を学んでいた大学院生時代、公害を巡る訴訟を傍聴し、人生が一転。社会正義を訴える弁護士の姿に感銘を受け、「社会や人のために働く弁護士になりたい」と新たな志を立てた。

 司法試験に挑むため、大学院を中退しロースクールに進んだものの、長女の出産が重なった。育児と勉強の両立…立ちはだかる「壁」は高かったが、早朝に自分の時間を作る朝型の生活習慣に切り替えて乗り切った。娘3人を育てる今も、その生活スタイルは続く。

 司法試験合格後は東京での執務や米国留学を経験、米ニューヨーク州の弁護士に登録された。2019年に長女の高校進学を機に帰国し、現在、地元・米子市内の法律事務所に所属する。

 性被害やDV被害、離婚相談をはじめ、多様化する社会情勢を背景に「女性弁護士のニーズは高まっている」と話す。ただ、鳥取県内の弁護士のうち女性は2割程度。鳥取県は日本初の女性弁護士・中田正子さんが活躍した地でもあり、「中田先生の功績を考えると身が引き締まる。弁護士を志す女性には、諦めず学び続けてほしい」と後進の誕生にエールを送る。

 鳥取ゆかりの唱歌「ふるさと」の歌詞「こころざしをはたして いつの日にか帰らん」をなぞらえ、「私の場合は、志を果たしに帰ってきた」と明かす。一念発起して立てた志は、地元を拠点に依頼人に寄り添い遂げていく考えだ。

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【写真説明】「女性弁護士のニーズは高まっている」と話す橋澤さん

[令和6年9月24日(火)日本海新聞掲載]

  

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