「第12回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」
佳子内親王殿下 お言葉
本日、「第12回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が開催され、皆様にお会いできましたことを、たいへん嬉しく思います。また、大会の準備や運営を支えてこられた皆様に、深く敬意を表します。この後は、手話通訳の方に、読み取り通訳をお願いします。どうぞよろしくお願いいたします。
本年の予選には、58チームが参加しました。多くのチームの中から選ばれ、本日、手話パフォーマンスをする16チームの皆様、おめでとうございます。皆様は、今日のために、様々な工夫をしながら練習を積み重ねてこられたことと思います。本番の時には、共に出場するチームの仲間と心を通い合わせ、一丸となってパフォーマンスをすることで、各チームの思いがしっかりと伝わるよう応援しています。
ここ鳥取県は、これまで様々な分野で手話の普及に積極的に取り組んでこられました。例えば、「鳥取県立美術館」では、主な展示室の入り口にQRコードがあり、それをスマートフォンで読み取ると、手話による解説動画を見ることができます。また、「手話通訳付き対話鑑賞」という企画も行われており、昨日、私も見学することができました。きこえない人、きこえにくい人、きこえる人が、美術作品を一緒に鑑賞しながら感想を語り合う様子を見て、素敵なプログラムだと思いました。
さて、「東京2025デフリンピック」の開幕まで、あと62日となりました。世界から集まったスポーツ選手の力強い活躍を見るとともに、世界で使われている様々な手話や国際手話、多様なコミュニケーション、さらに、多様な文化に触れることは、きっと素敵な機会になることでしょう。
このような取組や、この大会をきっかけに、手話や、きこえないこと、きこえにくいこと、自分とは異なる様々な背景や状況に対する理解が深まり、そして、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そして、これらがあたりまえの社会になることを強く願っています。
終わりに、皆様が、本日、素敵な時間を過ごされることを願い、私の挨拶といたします。ありがとうございました。