ー まずは根鈴さんの行っていらっしゃる事業について教えていただけますでしょうか?
<根鈴さん>
業種としては花屋をやっています。しかし、ただ単に「花を売る」というだけでなく、「花」もしくは「花屋」を起点としたサービスを提供しています。
ー 「『花』や『花屋』を起点としたサービス」とはどういうことでしょうか?
<根鈴さん>
国内の花の市場は1兆円規模だと言われていますが、実はそのシェアの多くは日本各地にあるいわゆる「町の花屋」さんが分け合っているという構図なんです。そのため、多くの花屋さんが「需要に対して花を供給する」ことを生業としていて意外と差別化がされていない。
ただ、今後日本の人口が減っていく中で市場も縮小していくことを考えると、我々花屋も受け身ではなく、常に「提案型」でお客様にサービスを提供し続けることが重要だと考えています。
例えば、様々なテーマで花に触れてもらうフラワーアレンジメントのワークショップを行ったり、また今年は新型コロナの影響により全国各地でお花見が中止になったことから、卓上に置いて楽しめる花見キットを販売するなど、新しい取組を行うことでお客様に喜んでいただいています。
[花見キット]