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当院で実施されている治験

当院で実施されている臨床研究

「大規模データベースを用いた劇症型心筋炎登録データ構築の試みとその解析」参加について

「大規模データベースを用いた劇症型心筋炎登録データ構築の試みとその解析」参加について

2012年4月1日~2017年3月31日に当院に入院された劇症型心筋炎の患者さんを対象として、劇症型心筋炎の特徴や、適切な治療法等を明らかにするための研究に参加しています。本研究の対象者に該当する可能性のある方で、診療情報等を研究目的に利用または提供されることをご希望されない場合は、下記へお問い合わせください。本研究の対象者に該当する場合、研究への参加を拒否されても、今後の治療を受ける上で不利益が生じることはありません。

1.はじめに

劇症型心筋炎の患者さんを対象として、患者さんに対する有効な治療法等について検討するために行う全国規模の研究について説明をします。

2.劇症型心筋炎とは

心筋炎は、心臓の筋肉(心筋)に炎症が及ぶ病気で、自然に改善する場合もありますが、一定数の方が心臓のポンプとしての働きが低下したり、命に関わるような不整脈を発症したりする場合があります。心筋炎が重篤化したものを劇症型心筋炎と呼び、血圧をあげる薬(昇圧剤)を使用したり、血圧を保つために、補助循環装置を必要とすることがあります。劇症型心筋炎は、近年、補助循環装置の迅速な使用などにより、助かるケースも増えていますが、依然として致死率の高い病気です。

3.研究の目的・研究から得られる結果について

上記の通り、劇症型心筋炎は依然として死亡率の高い疾患ですが、一方で、発症頻度が低く、現状では我が国の近年の実情を反映した、有効な治療法などについて検討するための基礎材料となるような全国規模の調査はありません。
奈良県立医科大学をとりまとめ施設として、日本全国の施設から過去のデータを収集し、劇症型心筋炎の患者背景、検査データ(血液検査や心臓超音波検査など)、入院中や退院後の治療などについて調査し、治療の現状や、生存・死亡に何が影響するのかについて調査することを目的とします。

本研究を行うことで、劇症型心筋炎の近年の治療の現状を明らかにするとともに、有効な治療法や、入院された患者さんの重症化予測などにつながる情報が得られると考えています。

4.研究の対象者・該当期間について

2012年4月1日~2017年3月31日に、当院の心臓内科に入院し、劇症型心筋炎の治療を受けた患者さんのうち、機械を用いて心臓の働きをサポートしたり、血圧を上げる薬を使用した方を対象としています。
記載されているカルテ情報、DPCデータにより、患者情報(年齢、性別、入院中や退院後の検査・治療内容、死亡の有無など)を収集します。研究に伴う追加の検査等は行いません。

5.個人情報の取り扱いについて

登録された情報は、お名前、住所、電話番号等、個人を特定できる情報を削除した上で登録、保管、解析されます。収集したデータは厳重な管理の下、保管されます。本研究の研究成果は学会等で発表を予定していますが、個人が特定される形で情報が公開されることはありません。

6.本研究の実施・研究情報の公開について

本研究の実施にあたり、情報の登録が終了し、解析を開始した後に協力取り消しを申し出られた場合は、本研究への協力を取り消すことはできません。


鳥取県立中央病院 心臓内科 部長 那須 博司

お問い合わせ

鳥取県立中央病院 心臓内科 那須 博司
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