ねらい
デジタルコンテンツ産業の拠点化に向けて、中核クリエイターとして今後大きな成長が期待される人材を県外から集め、県内のクリエイターとともに切磋琢磨できる地域にしていく必要があります。
このプロジェクトの実施にあたっては、クリエイター支援の豊富な実績を有し、境港市出身の水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」を発刊している(株)講談社と連携して取り組んでいきます。
実施内容
本県で継続して創作活動をする意欲があるクリエイターを全国から募集し、(株)講談社の審査により今後成長が期待される5名を選考しました。(募集期間:令和5年12月6日~令和6年1月15日、応募者数:166名)
5名の選考されたクリエイター(ビレッジメンバー)は鳥取県に移住して、2年間、県内で切磋琢磨しながら創作活動をしていきます。
【活動期間】令和6年4月~令和8年3月
【活動拠点】サインイン コワーキングオフィス(境港市)
【創作支援】(株)講談社:編集担当による伴走支援、生活面のサポート など
鳥取県:創作活動等の情報発信、県内クリエイターとの交流促進 など
【ビレッジメンバー5名の概要】
名称
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分野
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制作内容等
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HAZECODE さん
(ヘイズコード)

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ゲーム
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主に短編ゲームを制作
※令和6年1月にリリースした短編ホラーゲームが大人気。HIKAKINがYouTubeにて実況配信しており、170万回以上の再生を記録している。

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もちよ さん

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動画
/CG
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3DCGを活用したアニメーションを制作
※ビレッジ活動状況をYouTube等で発信中

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秋鹿えいと さん

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マンガ
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エッセイマンガを制作
※今後は経験談をマンガにした単行本も制作予定
※SNSで鳥取の生活やビレッジ活動状況を発信中

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OLDUCT さん
(オールダクト)

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音楽
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インディーゲームの楽曲をメインに制作
※VOCALOID(ボーカロイド)を使用した楽曲も制作
(VOCALOID(ボーカロイド)および[ボカロ]はヤマハ(株)の登録商標です。)

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なす さん

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マンガ
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幅広いジャンルのマンガを制作
※週刊漫画雑誌での連載を目指している。
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関連:(株)講談社クリエイターズラボ https://creatorslab.kodansha.co.jp/
活動状況報告
2025年2月:OLDUCT氏
2024年は、音楽を担当させていただいた「FAIRY TAIL ビーチバレーをぶっ壊せ」が9月にリリース。年内の目標であったアルバムを11月にリリース。12月にunity1weekに参加。4月から現在まで4本のMVを投稿。など個人的には充実していたかと思います。
活動の支援をしていただきありがとうございます。
2025年1月:もちよ氏
水木先生の故郷である境港に引っ越してきてから早10か月。東京にいた頃からやっていた動画広告のディレクターとしての仕事はリモートでそのまま続けつつ「自分でイチからアニメを作ってみたい!」と新たな挑戦を心に決めて、ほぼ触れたことのなかったBlenderと毎日格闘しています。2Dの動画編集の100倍くらい難しい3DCDの技術を独学しながら、少しずつ好きなキャラクターを作るのは楽しくもありつつ、当然生みの苦しみもあります。
そんな時に、少し車を走らせて弓ヶ浜に行き、海と大山が織りなす芸術的な景観に浸りつつ黄昏れるのがマイブームです。すぐ近くに自然の癒しがあるおかげで自分と戦い続けられています。今後も定期的に境港の信じられないくらい安いカニを頂いたりしつつ、私にしか作れないアニメを完成させられるよう、精一杯頑張ります!

2024年12月:なす氏
とっとりクリエイターズ・ビレッジのプロジェクトが始まってから、ほぼ毎日新作のアイデア出しをしたり読切の作品を描き続けています。漫画を描いていない時間はインプットに当てていて、新作のアイデアの幅を広げられるように勉強しています。
今後も並行で連載企画を考えつつ面白い読切を描けるように全力で頑張ります!
2024年11月:HAZECODE氏
東京から鳥取へ背水の陣の思いでやってきて半年超。ついにホラーゲーム「クソデカ囃子(ばやし)」をリリースする事が出来ました!!!今後はクソデカ囃子の世界を広げるコンテンツの拡充、多言語対応に加え、ヤバすぎる新企画についても考えていきます。
あとゲームと全く関係ないですが、米子市内のうどん屋さんクオリティ高すぎませんか?生活が昼夜逆転しているので、京武うどんの営業時間に起床が間に合わないのが最近の悩みです。
クリエイターへの取材に関するお願い
・クリエイターへの取材を希望される場合は「クリエイター取材申込書」に必要事項を記載して鳥取県商工労働部産業未来創造課に提出してください。
※場合によっては取材に応じることができない内容もありえますので、御承知ください。
例)「純粋に作品を評価してもらいたい」というクリエイターのこだわりから顔を出すことができない場合