オーストリア林業に学び安全に特化した林業研修(伐木など基礎訓練を徹底し反復して行う教育)を行うため、全国初となる「とっとり林業技術訓練センター」を林業試験場内に整備したので、研修の開始にあたり、下記のとおり開所式を行います。
1 日時
平成29年3月28日(火)13時から13時30分
2 場所
鳥取県林業試験場(鳥取市河原町稲常113)
3 内容
(1)開会
(2)主催者挨拶
平井伸治 鳥取県知事
(3)来賓挨拶
岡井芳樹(おかいよしき)林野庁経営課林業労働対策室長
前田八壽彦 鳥取県林業災害防止連絡協議会長
(4)来賓紹介
(5)看板除幕
平井伸治 鳥取県知事
前田八壽彦 鳥取県林業災害防止連絡協議会長
ルイジ・フィノキアーロオーストリア大使館商務部上席商務官
前田幸己(公財)鳥取県林業担い手育成財団理事
鳥取県東部森林組合技能員 伊藤綾沙子さん、伊藤亜実さん ほか
(6)機械装置説明・実演
今年度オーストリアに研修派遣された森林組合班長等による実演など
(7)閉会
(8)運用開始(研修開始)
班長候補クラスを対象にしたチェーンソー研修会の開始
4 施設の概要
(1)施設規模 木造平屋建 約50平方メートル
(2)整備装置の概要
ア 伐倒反復訓練装置(4基)
ジャッキで丸太を固定し、正確な伐倒を反復練習する
イ 風倒木伐採訓練装置(1基)
テンションがかかり、裂けて跳ねやすい木を安全に伐るための手順を練習
ウ 枝払い訓練装置(1基)
取り付けた模擬枝により伐倒木の枝払いや足の運び等を反復訓練する装置
エ チェーンソーキックバック装置(1基)
チェーンソーの取扱の危険性を学ぶ装置
5 愛称「Gut Holz」(グート ホルツ)の由来
平成28年10月に、オーストリアから招聘したピヒル森林研修所の Martin Krondorfer(マルティン・クロンドルファー)所長が、この施設に愛着を持って御提案頂いた言葉です。
この言葉は、オーストリアの林業関係者の間では、“安全作業で木材を生産しよう。”というスローガンで使われているとのことです。
外観 内観
風倒木伐採訓練装置 伐倒反復訓練装置
キックバック訓練装置 枝払い訓練装置