集計期間:令和7年第16週(令和7年4月14日(月)~4月20日(日))
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、東部地区で一定数の患者報告数が続いており、今後の感染動向に注意が必要です。
咳エチケットを心がけ、症状があった場合は早めに医療機関を受診しましょう。また、特に流行時には手洗いなど感染予防策に取り組んでいただきますようお願いします。
鳥取県内のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎発生状況は以下のとおりです。
鳥取県のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎発生状況(令和7年第16週3点グラフ)(xlsx:679KB)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、飛沫、接触、経口から感染し、発熱と咽頭炎、扁桃炎、発疹等の症状がみられる細菌感染症です。いずれの年齢でも発症しますが、特に小児の症例が多いです。感染症発生動向調査のデータによると、冬季および春から初夏にかけての2つの流行のピークが認められます。
ワクチンなどの特別な予防法はありません。感染を防ぐには、患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいなどの一般的な予防法を励行することです。
日頃から、外から帰った後、食事の前、トイレの後などに、流水と石けんでしっかり手を洗うよう心がけましょう。また、症状があるときには、周囲に感染を広げないためにマスクを着用し、早めに医療機関を受診しましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について(国立健康危機管理研究機構)