集計期間:令和7年第16週(令和7年4月14日(月)~4月20日(日))
RSウイルス感染症は、全地区で患者報告数が増加し、東部地区で流行しています。今後の感染動向に注意が必要です。
鳥取県内のRSウイルス感染症発生状況は以下のとおりです。
鳥取県のRSウイルス感染症発生状況 (令和7年第16週3点グラフ)(xlsx:677KB)

RSウイルス感染症は、年齢を問わず生涯にわたり顕性感染を起こすが、特に乳幼児期において非常に重要な病原体であり、母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、生後数週から数カ月の期間にもっとも重症な症状を引き起こす。
また、低出生体重児や、あるいは心肺系に基礎疾患があったり、免疫不全のある場合には重症化のリスクが高くなる。
潜伏期は2〜8日、典型的には4〜6日とされているが、発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、その後下気道症状が出現してくる。発熱は初期症状として普通に見られるが、入院時には38℃以下になるか、消失していることが多い。咳も主要な症状である。
予防のポイント
- 日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。
- 咳エチケットを心がけましょう。
- 症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 特に流行時には手洗いをしっかりしましょう。
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